2013年11月22日
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もうすぐサポート期限切れとなるWindowsXPを少しでも安全に使う方法とは?


XP_schedule.jpg 2014年4月にサポート終了を迎えようとしているWindowsXPだが、スムーズに新OSへの移行が行える企業・団体ばかりではない。WindowsXPでないと動作しないハードや、アプリケーションが存在しているケースがあるためだ。



 企業が独自に構築しているアプリケーションは、新たなOSでの動作確認や、新たなOSに対応させるための改修には多大なコストと時間がかかる場合があるためだ。また、ハードウエアに付属しているドライバ等については、開発元が提供を打ち切ってしまえば、どんなに希望しても新たなOSで稼働しないということもある。

なるべく安全にWindowsXPを使い続けるには?


 マイクロソフトは、新しいOSにアップデートしないとセキュリティ上のリスクがあると案内している。不正アクセス手法は、つねに進化し続けており、これに対応する形でセキュリティも進化しつづけているのが現状であり、WindowsXPに搭載されているセキュリティは十分ではないというのが、その理由だ。

 とはいえ、様々な理由でWindowsXPを使い続けるしかない場合もあると思われるが、その場合にはどのようにすればよいのだろうか。

 外部とのデータのやりとりがない場合には、ある程度安全に利用しつづけることができる。それは、ネットワークから完全に孤立すると同時に、外部記憶媒体等も使えなくしてしまうというものだ。豊橋市がネットワークのポートにシールを貼ってセキュリティ対策とするということで話題を集めたが、それも同じような考え方に基づいている。

 つまりは感染しないように、PCを無菌状態の環境の中にとじこめるというやり方である。これにより免疫がない人間が、細菌やウィルスへの感染するリスクを下げるのと同様に、PCの場合にも安全を確保することができる。過去のデータを閲覧するだけといった場合には、これでも十分に役に立つかもしれない。

ネットワークに接続しつつ、利用したいは?


 しかし、現代のコンピュータはネットワークと切っても切れない関係にあり、ネットワークに接続できないようなPCはPCとしての価値がないところまできているのが現状だ。ネットワークに接続する場合には、危険からPCを守る為に、何らかの対策が必要だと言える。

 ネットワーク上の通信を完全に許可するのではなく、ある程度必要な通信に限定して接続するという方法もとることができる。これは、病気を防ぐためにマスクをして、細菌などを取り込まないようにする対策に似ていると言える。また、問題となるアプリケーションを仮想化することで、不要な通信や不要なデータの入出力を防ぎ、リスクを低減することもできる。これらは、VMware社のThinApp等により実現することができる。

 また、一部のウィルス対策ソフト等は、サポート期限切れのOSについても、ある一定期間サポートすることを表明しているケースもある。例えば、ESET(イーセット)法人向けライセンス製品については、Windows XPのサポートを2017年2月末まで継続することを表明している。このように、WindowsXPのサポートを明言するウィルス対策ソフトを選ぶことも、対策の一つと言えるだろう。

 ウィルス対策ソフトではなく、攻撃をブロックするタイプのソフトウェアもある。FFR yarai等は、ウィルス、マルウエアではなく、それらが行う攻撃を検知してブロックするソフトウェアだが、これらについても
Windows XP(SP2以上)を、2017年12月31日までサポートすることを明言している。

 どうしてもWindowsXPを使い続ける必要がある場合には、これらの方法を採用したり、組み合わせることで、セキュリティを確保しつつ、利用することを検討することになるだろう。ネットワークや、外部からのデータ入力から切り離す以外の方法は、根本的な対策を行うまでの時間稼ぎという意味合いの強い、暫定的な対策の色合いが強いが、残りわずかな時間に対策を行うには、そのような方法もあるということを知っておいても損はないと思われる。


posted by なおゆみ at 22:10 | Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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