
もともと、マイクロソフトはOSの製品名については、その時々の理由で変更してきたので、今回もそのような理由なのかもしれない。もともとはWindowsのバージョン名が製品名だったころもあるが、いつしか西暦っぽい数字となり、その後に戻ったという経緯があるが、これはあくまで製品名の問題であり、OSのバージョンそのものではなかった。
変化が大きい(2バージョン分も!)ということをアピールしたいのかという見方もあるが、ソフトウェアに詳しい技術者からすると、また異なる見方があるようだ。
それは、過去のソフトウェア互換性を維持するために、製品名がWindows9から始まる場合には、Windows95, 98として処理するようになっているというものである。実際に公開されているいくつかのソフトウェアで、そのようなケースが存在しているとのこと。
Windowsは過去の互換性を維持することで、これまで最も普及したPC用OSとして長らく君臨してきた。しかし、昨今ではGoogleのAndroidや、AppleのiOSといったスマートフォン、タブレット系のOSにおされている状況だ。その状態を何とか回避したいという意思が、この「Windows10」という名前にこめられているというのは、間違いなさそうだ。
なぜ9を飛ばして「Windows 10」なのか--ネットでまことしやかに流れる有力説とは
http://japan.zdnet.com/business-application/analysis/35054618/
うわさ:マイクロソフトが9を飛ばして『Windows 10』を選んだ理由
http://japanese.engadget.com/2014/10/02/9-windows-10/